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 支配人近況


Hillside Inn
Adagio
Kitayama 4026,
Chino-city,
Nagano
JAPAN 391-031


アダージオ日記
 
アダージオ周辺、蓼科、信州の自然や出来事を日記風にお伝えします。
日記へのご意見ご感想はこちらへどうぞ。


最新の更新は2014年7月30日です。
おまたせしました

2012年1月から2013年12月までの日記はこちら
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2008年1月から8月までの日記はこちら

 



シグロセンノウ
二株花2輪
生き残りました。



ルドベキア

 



2014年7月30日 生き残った花たち

春からずっと鹿の被害と対策について書いてきました。さて、百花繚乱の夏が来てはたして何株の花が生き延びたのでしょうか。
玄関の前のあたりのフシグロセンノウはやはりと全滅していました。とうとうアダージオにはフシグロセンノウは一株も無くなってしまったのかとがっかりしていたら、ベッドーメークのときに客室からふと裏を見ると、なんと二株が咲いているのが見えました。一面緑の中にあの紅色の花は目立ちます。すぐそばには鹿の通り道があるのによくぞ生き延びたものだと思いました。
ルドベキアは外来種なのであまり歓迎はされないのですが、それでも一時はアダージオの丘一面に咲いていたものですから、少しでも咲いてくれればという思い入れがあります。この花芽がやはり鹿の格好のごちそうのようで、少し花芽が出るとパクリと食べられてしまいます。それでも数株花をつけているのをみつけました。
一時はアダージオの庭は、ニッコウキスゲ、マツムシソウ、ホタルブクロ、ヤナギランなどなど山野草の宝庫の様相を呈していたのですが、今や外来種のルドベキアの生き残りに一縷の望みを託す体たらく。とは少々大げさでしょうかね。
今年はインターネットの予約サイトとお付き合いはしていないので、お盆前にも少々、お盆の後にはかなりの空室があります。まだ夏休みを取っていない方は計画なさってはいかがですか。
 



餌の筒で仲良く啄む
ウソの夫婦。
気温は20度ちょっと、うそみたい


ひなたで半日経って
サンティーほぼ出来上がり


塗る前と後の差。
塗料はキシラデコールという
ちょっと高いのを使います。
でも結果的に長持ちします。



 



2014年7月23日 梅雨明け

関西でも中部でも関東でも、そしてアダージオのある信州でも梅雨があけました。アダージオでは一年で一番気持ちのよい季節を迎えました。日中のテラスの気温はいくら上がっても25度は越えません。特に最近は木々が鬱蒼と茂ってきたせいか以前よりは幾分か涼しくなってきたような気がします。
梅雨明けは野鳥たちが巣籠りから出てくる時期でもあります。テラスで本を読んでいて、ふと目を挙げるとしばらく見かけなかったウソがつがいで餌を啄んでいました。子育ての合間を見て二人でちょっとお食事に外出、と言うような感じでしょうか。もう少ししたらようやく飛べるようになったヒナを連れて来ることでしょう。ウソのヒナはかわいいです。来たらここでご紹介します。
以前にもご紹介しましたが、梅雨が明けるとサンティーの季節です。ペットボトルにティーバックを入れてひなたに半日も出しておくと、私たちがサンティーと呼ぶ水だしの紅茶が出来ます。日の光で外側が温められて上昇水流ができ、上でティーバッグに触れてからゆっくりと下に落ちていきます。これを繰り返して半日で出来上がり。冷蔵庫で冷やして渋みのないまろやかなアイスティーになります。アダージオの水がおいしいのも一因でしょうが、お水がおいしくない地域の方はミネラルウオーターでやってみる価値はあると思います。
夏の準備も済み、テラスで本を読んで野鳥を眺めたり、サンティーを作ったりして至福の時を過ごしていましたら、「テラスのペンキ塗りまだですよね」とかみさんの声。しまった!もう一仕事あった!!。



 


順調に育つトウモロコシ
実がつくころには狸対策が必要

しばらく更新をさぼっている間にマーガレットは満開を過ぎてしまいました。
諏訪湖畔「小坂観音院」のアジサイ。
今が見ごろ
です

 



2014年7月11日 夕暮時の匂い

こちらでもだいぶん暑くなってきました。アダージオは標高1500メートルに立地しています。アダージオでは真夏でも暑いと感じる事はほとんどないのですが、借りている畑は麓の集落にあり、標高は1000メートルちょっと。その差は約500メートル近くあって、それだけでも(理論的には100mで0.7度下がると言われてます)3.5度も気温が違うのですが、アダージオは木立に囲まれ一方の畑はかんかん照りのなか。体感的には10度くらいは違うのではないかと思うほどです。もっともそれくらいは夏に暑くないと作物は育ちません。(ちなみにアダージオでは比較的気温の低いところに適しているルバーブでさえも大きくなりません。)
というわけで、畑仕事をするのは気温も少し下がった夕暮れ時になります。仕事をしていると、どこか近くの家からから夕飯の支度をするおいしそうな匂いが漂ってきました。野焼きの匂いもしてきます。急に懐かしく思いました。子供のころ、どこにいても夕暮れ時になるとそこかしこから匂いが漂ってきて、夕食の支度をする母を思い出して「そうかもう家に帰らなければ」と遊びをやめたものでした。こういう夕暮れ時の匂いこそ、人間の営みの匂いなんだと思います。
アダージオのあるのは別荘地であまり日常的な匂いはしません。夕方漂ってくるのは近くのペンションでお客様に出す肉に盛るこってりとしたソースを煮る匂い。これはいわば食堂の匂いで日常生活の匂いとは程遠い。畑で土いじりをしていて、やはり人の日常生活の匂いというものは良いものだなと思ったものでした。


 







この山を片付けたら
この冬は万全


マーガレットはこれからか



 




2014年6月17日 梅雨 アダージオの庭では

新緑もほぼ出そろい、アダージオは緑に囲まれてきました。
まだ雪の残る4月半ばから始めた冬用の薪づくりもようやく終わりに近づいてきました。多分写真に写っている一山を片付けたら、今度の冬には十分でしょう。早ければ9月の少し肌寒い日には焚き始め、ついこの前(つまり6月でも)も焚きました。温められた200キロもある鋳物の物体から発する柔らかい暖かさは、一度味わうと本当に捨てがたいものです。問題は、傍で本を読み始めますと2ページも行く前にうとうとしてしまうことですが。大地が何十年何百年もかけて育んできた木々をこうして使わせていただいているわけですね。つまり「大地の恵みと私の血糖値を燃やしてます」と言ってます。
マーガレットが庭一面に咲きはじめると、それに呼応して他の花たちも咲き始めます。今年も鹿の食害から免れたアヤメがとりあえず一本咲きました。レンゲツツジはどうも今年は当たり年ではないようで、咲くには咲いても去年ほど真っ赤に咲き乱れると言うほどではないようです。それでも新緑の緑に映えます。


 




静かな雨池


柱山から浅間山を望む


登山道の消える雪の樹林帯の中では赤いテープが唯一の頼り



 



2014年6月2日 麦草峠から八柱山

麦草峠から八柱山へ行ってきました。八柱山は北八ヶ岳のメインルートから外れてひっそりと佇む標高2114m。麦草峠は2127m。これだけみるとほぼ高低差のないコースのようですが、一度標高2060mの雨池まで下ります。とはいってもやはり高低差のあまりない、でも原生林の中の山の雰囲気と穏やかな山の池の雰囲気が十分に味わえる静かなコースです。特に八柱山は登る人も少なく、今日も誰にも会いませんでした。とはいっても登山道の大半は原生林の中の木の根っこや岩を縫いながらの決して平たんな道ではないのですが。
どうしてこんなところに行ったかと言いますと、今週末に大学の山岳部のOB(大先輩)達が、ここ数年かけてやっている八ヶ岳一周トレースで、今年は八千穂自然園から八柱山-雨池ー雨池峠を越えてアダージオまで来られるので、その下調べという使命を帯びてのことです。実は5月の連休の後に八千穂自然園から登ったのですが(こちらは標高差500m以上)、八柱山から雨池への下りで、樹林帯の中で登山道は雪に覆われてしまい、途中までは樹に括りつけてある赤いテープの目印を頼りに下ったのですが、いよいよ見失ってしまい、安全を期して引き返してしまいました。大先輩達のトレッキングを今週末に控え、多分もう雪は解けて大丈夫とは思うけど、念のため逆コースから辿ったわけです。
朝アダージオを出て麦草峠の駐車場に車を停め、行きも帰りも1時間半程のコースで、お昼には帰ってきました。
というわけですので、少し休んだ後、午後はトウモロコシの植え付けの準備の畑仕事もできました。アメリカにいるころはゴルフ場が近かったので午前中にゴルフをして午後は芝刈りとか家の周りのことができたのを思い出しました。
 







ウソのオス

 



2014年5月16日 アダージオでは桜満開

諏訪湖畔の桜も完全に散り、今はハナミズキが5月らしく清々しげに咲いています。が、標高1500メートルのアダージオではようやく桜が満開になりました。山桜です。本当はちゃんとした名前があるのでしょうが、ソメイヨシノだコヒガンザクラだのさんざん下界で見てきた後では、こうして山で最後にひっそりと咲く桜は、だだ山桜と呼ぶ方が似あっているように感じます。アダージオの入口にあるこの山桜、年々花の数も増え見事になって行くように思います。

どの鳥もそうなのですが、ウソのオスは繁殖期を迎えたこの時期、特に頬の赤い色が目立つようになってきます。あざやかになってきた頬の赤が、ようやく芽吹き始めた木々の緑に映えます。ウソのメスさんは、別に化粧をしなくてもオスの気を引く自信があるようで、繁殖の時期を迎えても、全く変わりません。自信というものは恐ろしいというか羨ましい・・・。

サーバーの関係で予約フォームを入れなおしました。ブックマークをしてくださっている方はそのままですと予約フォームが表示されない可能性があります。お手数ですが、URLの横の更新ボタンを押して更新されるか、もう一度ホームページに入りなおしてブックマークをし直してください。お手数おかけしますがよろしくお願いします。
 




カタクリ

福寿草
福寿草の花は日があたると開いて曇ったり雨になると閉じるということを知ってましたか?
 



2014年5月2日 春 アダージオの庭では

5月の連休を迎え、アダージオの庭でもようやく春の息吹が感じられるようになりました。福寿草は少し前から咲いています。
カタクリの花も咲きました。昨年は咲いたと思ったらすぐに鹿に食べられました。アダージオの玄関からまっすぐ下がって右に曲がる角の所に咲いているのですが、そこまで鹿は侵入してくるのです。実は玄関の前に植えていたパンジーさえも夜のうちに花だけが消えた年もありました。(その事件がきっかけで鹿との自衛戦争が始まりました。)
昨日諏訪湖を歩いてきました。(連休の最中なのに、実はあまり忙しくないのです。)しかも1周16キロを。以前犬と歩いていた時は、犬の疲れ具合を気にかけたりして大体3時間半から4時間くらいで一周していたのですが、今は一人。実に3時間でまわってきました。まだまだ元気で歩けることに感謝します。途中、前の週に撮ったのと同じ場所で写真を撮りました。桜はほとんど散って葉桜になっていました。


4月23日


5月1日







西山公園の桜遠景


岡谷市船魂神社のしだれ桜

 



2014年4月24日 写真取り直し

昨日の西山公園の写真が良くなかったので(さる業界では証拠写真と言うらしい)、今日は快晴となったのでもう一度写真を撮ってきました。今日のは一応一眼レフです。午前中で光線もよかったので、これで全山ピンク色にこんもりと盛り上がる雰囲気が伝わると思います。
帰り道に山側を見上げると見事なしだれ桜が目についたので下まで行ってきました。岡谷市天然記念物の船魂神社のしだれ桜だそうです。諏訪湖を見下ろして満開に咲き誇っているのに、私以外誰も見に来ている人はいませんでした。それはそれでよかったけど、しだれ桜がちょっと可哀そうでした。


 



遊歩道のわきの桜並木
諏訪湖近くの西山公園
山全体が桜です


だいぶ進んだ薪割り
まだ雪が残る

 



2014年4月23日 桜満開の諏訪湖畔と薪割り進捗状況

花曇りの昨日諏訪湖畔を歩いてきました諏訪地方の平野(標高約800メートル)では今桜が満開です。数か月前は全面結氷して「御神渡」が出るかでないかと騒いでいたのがうそのように、穏やかな春の日に桜が咲き誇っています。これが季節の移り変わりというものでしょうか。私たちにとっては、ようやく待ちわびた桜です。何年か前までは、待ちきれなくて山梨県の方まで桜の花をお迎えに行ったものでした。標高1500メートルの蓼科まで桜がやってくるには後1週間ほどかかることでしょう。

諏訪湖畔は1周16キロ。ジョッギング・ウオーキング用の遊歩道が整備されています。自動車道路もすぐ近くを走っており、おかげでところどころにコンビニもあり、水分補給やトイレなどにも便利です。しかもほぼ平坦ですからとても歩きやすいです。昨日歩いたのは8キロほどですからほぼ半周にあたります。
暖かい陽気に、薪割りも進んでいます。ひと月分くらいは割ったでしょうか。まだこれで終わりではありません。このあと軒下に積んでいく仕事が残っています。これが結構大変。さらに上の方にはこれから割るべき丸太が壁のように並んでいます。薪仕事はまだまだこれからです。



 



とりあえず今日は二日分だけ
アダージオの庭で
ようやく芽を出したフキノトウ
明日のお客様にお出しします


色がくっきりとしてきた
アトリのオス

 



2014年4月18日 今年も薪割り始まりました。

昨日までの暖かさと打って変わって、今日は肌寒いほど。日中でも8度くらいまでしか上がりませんでした。アダージオの周りにはまだ雪が残っているところもありますが、例年より少し遅れて薪割りを始めました。今度の冬に使う分です。
薪を作る過程をご説明しておきます。方々から集めてきた原木(まだ切ってないやつ)を、秋に薪の長さの丸太に切ります。これを玉切りと言います。玉切りにされた丸太はひと冬置いておきます。寝かせておいて別にコクが出るわけではないのですが、切ったばかりの丸太はまだ水分を含んでおり、木の繊維もしっかり絡み合っているのでなかなかすぱっとは割れてくれません。ひと冬置いた丸太は適度に水分が抜けており、中には少し切り込みが入るだけですぱっと割れてくれます。特にクリなどは堅いのですが本当に気持ちのよいくらいスパッツです。クリは火持ちもよいので薪の優等生です。
そうやって薪の形に割られたものは、すぐには積まないで1週間ほど(多少は雨が当たってもよいので)野ざらしにしておきます。その間にさらに水分が抜けます。それから家の周りに積み上げて次の冬に備えるわけです。年によっては9月中ごろからストーブを焚き始めるので、早い薪は半年ほどで召集令状がかかって戦地(ストーブの中)に向かいます。薪割りの仕事は、そればかり集中してやるわけではなく、他の私生活の合間にという程度ですから、来る冬分を割って家の周りに積み上げる(薪仕事の完了)まで2カ月ほどかかります。ですから遅い薪は召集令状が来るまでには約1年弱もあります。薪はもちろん水分が多いと燃えにくくて煙突に煤やタールが付き厄介ですが、乾きすぎると燃え過ぎて火持ちも悪くなります。だいたい半年から1年位がよろしいようです。少し寝かせるところが酒造りに似てますが、特にワインなどかなり古いものが随分高い値段でありますが、薪の場合は2年以上になると水分が抜けてしまい火力が落ちて価値が下がります。

冬鳥はアトリ以外は帰りました。そのアトリもオスの色が黒と黄色がはっきりとしてきてもう間もなく帰っていくことを告げています。

ゴールデンウイークのお部屋はまだたくさんございます。
 



アダージオ前の道路
朝はこの通り真っ白
冬タイヤが必要なほど

それがお昼過ぎには
しっかり路面が出てました


早く割って薪にしてくれと待つ丸太
 



2014年4月6日 また雪の話で恐縮です・・・・。

本当は今頃は春の便りをお届けする予定でしたが、やはり雪のことになってしまいました。というのも、昨日車で西の方から帰って来たのですが、高速道路に面した大阪の万博公園の桜も名古屋付近の桃花台の桜も今が見ごろで見事に咲き誇っていました。ところが、蓼科に近づくにつれて気温がずんずん下がり、アダージオでは2度でした。午後2時でですよ。しかも天気予報は夜に10センチの大雪だと。そして朝は予報の通りあたり一面真っ白。
冷静になってみると、ここでは5月の連休に雪が積もることもあるくらいなので、なにもうろたえてこの日記に雪のことを書くこともないのかもしれません。でも、気持ち的には前日の満開の桜を見て、東京でも皇居のナントカ通りにたくさんの人出があったと聞いて、もしかしたらこの雪はお知らせする価値があるのかなとも思ったものでして。

故吉本隆明氏の『開店休業』という、氏にしては重くない本があります。少し前に買っていたけど吉本氏の本にしてはあまりにすいすいと読み進めるので(昔は進まなかった)、もったいなくてちょっと読んで、しまっていたら忘れてました。堅い難解な作品で知られる氏が晩年に雑誌「Danchu」に連載していた食べ物についてのエッセイをまとめたものに、長女のハルノ宵子(次女は吉本ばなな)が一遍毎に追想を載せていて、これがまた作品からはうかがい知れない吉本隆明氏の一面を面白おかしく伝えてくれて、ほんわかとした気持ちにさせてくれる読み物です。その中に「猫の缶詰」という愛猫フランシス子のことを書いた一遍があります。その遍の追想で長女は「フランシス子は父の”愛人”であった」と暴露しています。私(アダージオのおじさん)と同じように吉本氏は家族にはひんしゅくを買いながら密かに禁忌の食べ物を与えており、二人(正確には一人と一匹)の間には明らかに何らかの愛の交歓があったようだ。長女によるこの追想の最後の部分を無断ですが引用させていただきます。
『フランシス子は2011年6月に(16歳で)急性腎不全で死んだ。その時父の中で何かが終わった。”守り守られる”対の関係を喪失したのだ。妻も娘たちも最早その対象ではない。父にとってフランシス子が唯一、愛せば同等の愛を返してくれる対象だったのだ。
そのころから父は眠りがちになり、半ば夢の中で思考するようになった。父が亡くなったのはフランシス子の死から9か月後だった。』
孤高の思想家と言われた父への巣立ってからの娘としての愛情が伝わってきます。大思想家と比べるべくもありませんが、愛人(愛犬)が亡くなってから数か月後に吉本氏が亡くなり、落ち込んでいた私は「吉本隆明だって死ぬのだから」と妙に納得したものでした。あれから2年、私の方は友人やお客様に支えられてまだまだ頑張っております。
『開店休業』にはそのほかアダージオでも今の季節にお出ししている「うこぎご飯」のこととか、阪神タイガースファンなった結果の精神的な苦痛(?)のことなど載っており、楽しい読みものです。
明日から暖かくなるとの予報。凍結して破損したパイプの取り替えと遅れている薪割りの仕事に取り掛かります。

 




立派な角の牡鹿
道の真ん中で居座る



窓の高さ以上の雪


 



2014年3月10日 また雪、まだ雪

なんだか毎年同じことを言っているような気もしますが、今年はやはり雪が多いです。昨夜も20センチほど積もりました。もう3月半ばにさしかかろうというのにアダージオは雪にすっぽりと覆われているような感じです。そして気温も低い。3月というのに・・・。
今朝の最低気温は
マイナス12度。日中の最高気温はマイナス6度。そして午後5時にはマイナス9度まで再び下がってしまいました。室内温度も、薪ストーブをいっぱいに炊いても13度までしか上がりません。(写真のモニターは、外にセンサーが置いてあって現在の外の気温を伝えて、更にその日のこれまでの最低最高気温を表示してくれるというスグレモノです。アメリカの量販店で500円くらいで売ってました。)
アタージオのテラスではご覧の通り(下の写真)屋根から落ちた分と合わさって部分的には窓の高さを超えるほど雪が積もっています。これでは野鳥に餌を出しに餌台までたどり着くのは容易ではないので、せめて通路だけは除雪しました。
こう雪が多くて寒いと、生き物たちも大変なことでしょう。餌台ではこのところイカルが大集団でやってきます。その大集団がペンチのようなクチバシでバリバリとひまわりの種を食べていくものですから、他の鳥たちのためにも頻繁に餌の補給をしなくてはいけません。写真は、気温マイナス12度のなかで、イカルに占拠された餌台の隅で落ちそうになっているハギマシコと屋根の上にへばりついて順番を待つアトリです。このところ毎朝繰り広げられる光景です。
今朝は出かけるとき、立派な角の牡鹿が道の真ん中にどんと居座って私たちの車としばらくの間にらめっこをしてました。車の2メートル前です。去年は続けて2度ぶつかりましたので今年は慎重運転で事なきを得ました。
君たち、もう少し頑張りなさい。春はすぐそこまで来てますよ


 






町の中を雪捨て場に向かうダンプ


スーパーの野菜売り場には
こんな張り紙が





 


2014年2月17日 大雪その後

歯医者に行くために下界(茅野)におりました。下りてみてびっくり。街の中はカオスです。道路は除雪する前に車で踏み固められて、それが除雪されたり溶けたり残ったりしてまるで洗濯板のようにデコボコ。皆さん家の前の道路の雪かきに精を出していらっしゃいましたが、こんどはかいた雪の捨て場の苦労。市があらかじめ雪捨て場を指定していますが、一部は既に満杯。そこに雪を持っていくのにも軽トラから大型ダンプまで総動員。街中雪を積んだトラックが行き交っていました。凸凹道ばかり走るとなんとなく気持ちが雑然としてきて滅入ります。昔インドやアジアで仕事をしていた頃はこんな道は当たり前だったのに、こんなことで動じてしまうとは、どうも穏やかな山の暮らしに慣れすぎたのかも。
JRもようやく下り方面が松本まで各駅停車が間引きで開通しただけで、特急あずさなどの長距離や上り方面は依然運休。茅野駅では通常は上り方面特急などが使う本線上に、貨物列車がでんと停まっていました。パンタグラフも下げてすぐには動き出す様子も見えず、なんと機関車の前には除雪もされていない雪の山が出来ていました


中央道もまだ通行止め。国道20号も茅野から山梨県に向けて通行止め。陸の孤島状態はまだまだ継続中。国道20号では片側1車線の道路の真ん中にトラックが何台も列をなして停まっており、しかも運転手はカーテンを下ろして睡眠をとっている様子で、致し方ないとはいえまるで無法地帯の様相でした。地元の人は20号を避けて脇道を通るのですが、こんどはその脇道も除雪が行き届いていないのでなかなかスムーズには通れなくて、こちらも渋滞。
交通がこんな状態ですから当然物流も滞り、行きつけのガソリンスタンドではレギュラーが品切れで、「ハイオクならありますよ」と。まさか軽トラにハイオクを入れるわけにも行かないと何軒か回ってようやくありつけました。スーパーでは生鮮食料品がなくなり始め、野菜売り場にはこんな張り紙も貼られていました。普段はお客さんが少なくてこの四月には閉店も噂されている某スーパーでは、駐車場が満杯の状態で、食料を求める人たちがついにここまでも来たかと・・・。


(2月18日朝の段階では、中央道は一車線のみですが両方向とも開通、国道20号も開通、但しJRだけは山梨方面の除雪がまだのせいか、茅野から東京方面は依然として不通となっています。)





 








今年は数が少ない
ハギマシコも

 



2014年2月15日 大雪

今週末も再び大雪になりました。ちょっとした気圧配置の違いでしょうか、今回は先週より雪が多かったです。一晩でこんなにどかっと降ったのは久しぶりです。車もご覧のとおり雪に埋まってしまいました。
思い起こせばアダージオを開業した2000年の冬にこれくらいの、いやもっとたくさんの雪が降ったと記憶してます。しかもその年は何日かおいてはまた降るの繰り返しでした。しかも開業直後でまだ除雪機を買うゆとりもなく、連日炭鉱夫のように雪をかき続けて本当にヘトヘトになりました。それに比べれば、今はエンジン式除雪機といういわば百万の味方がいます。ヘトヘトになるほどではなく、適度な、言ってみれば昨日いただいたチョコレートのカロリーを消費するにはちょうど良いくらいの運動量で無事済ますことが出来ました。(私だって何個かもらう事もあるのですよ)

朝はまだじゃんじゃんと雪が降っていました。餌台までたどり着くにも大変そうです。まさかこんな雪の中・・・、と窓から見上げると、上の枝には既に皆さんお待ちでした。というわけで今朝もいつもの時間に皆さんに朝食を差し上げました。まあまあ、来るは来るは、写真ではよく見えませんが、この集団の中には、シジューカラ、ゴジューカラ、ヒガラ、ヤマガラ、コガラ、カワラヒワ、イカル、アトリ、ウソ、ハギマシコなど常連があっという間に降りてきました。

お昼の時点で、中央高速は東京方面へも名古屋・長野方面へも通行止め、JR中央線も不通、国道20号線も通行止め。東急タウン内の道も朝一度除雪が来ただけで車一台がやっと通れるくらい。考えてみたらここらは孤立しているのではありませんか。でもそんな実感は全くありません。薪ストーブで暖かい部屋で、かみさんは何か手仕事、私はこうやってアダージオ日記の更新。山の冬の暮らしのひとコマです。















新年のご挨拶をかねまして、

2014年1月26日 脱予約サイト宣言 ネットでは探せない宿

以下の文章は、今年も広告を掲載した「るるぶ信州」のアダージオの広告コピーです。

『私たち二人で行き届いたおもてなしが出来るのは5組まで』とオーナー夫妻の気持ちが伝わるハイグレードなペンション。広めの客室や一品一品懐石風に仕上げた和食の夕食など、コンセプトは大人向けで全館禁煙なのも魅力。旅館やホテルではなかなか味わえないアットホームな雰囲気に、リピーターは「親類に帰ってきたみたい」
と感じ、夫妻もそれが一番嬉しい。無意味なコメントや「いいね」の数にお客様も宿も惑わされないため、あえてネットの世界と一線を引くところに15年の年輪とこだわりを感じる。日本でも本物志向の中高年向けの宿を見つけたのは嬉しい。毎年行きたくなる宿だ。』


ちょっと小っ恥ずかしい文章ですが、コピーは私が書きました。皆さんにお伝えしたかったのは、(実は昨年から既にそうだったのですが)インターネットの予約サイトとは決別したことを公にしたという事です。確かにネットに載せないとお客様の数は激減します。でも、「るるぶ」のような紙媒体やホームページを見て来てくださるお客様と、ネットで来てくださるお客様とは少し違うような気がします。あまり宿とのお話を好まないような方さえもいらっしゃいます。
本来宿とは料理とか雰囲気とか、いわばおもてなしのレベルを向上させてお客様にアピールするものですが、ネット世界では口コミの数を競ったり「いいね」の数を増やして検索の上位にランクされることがお客様を増やす手段になっています。言ってみれば本質ではないところで競っているわけです。これでは本当のおもてなしは育ちませんね。
というわけで、お客様の数は減ってもこれまでどおりコミュニケーションをとりながら楽しく過ごしていただく為に、あえてネット社会とは一線を画することを宣言した次第です。今年のアダージオは今まで以上にゆっくりしていただけます。
例年より早く12月中ころから日中でも気温が零度以上にならない真冬日が
続いていましたが、昨日ようやく日中の気温が零度以上になりました。でもまだしばらくは寒い日が続きます。皆様もご自愛下さい。

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