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 支配人近況


Hillside Inn
Adagio
Kitayama 4026,
Chino-city,
Nagano
JAPAN 391-031


アダージオ日記
【最新の更新は2010年5月19日です】
 

アダージオ周辺、蓼科、信州の自然や出来事を日記風にお伝えします。
日記へのご意見ご感想はこちらへどうぞ。


2009年1月から6月までの日記はこちら
2008年8月から12月までの日記はこちら
2008年1月から8月までの日記はこちら



2010年5月19日のアダージオ
(新緑には少し早い)






(アダージオ入り口付近の山桜)

(達成感の塊り)



2010年5月19日 若干の反省

昨日しばらくぶりの友人と会って話をしていて、この「日記」の更新が近頃あまり頻繁でない事と、少し文章が長くなっていることに気がつきました。こういうことは自分が気がつかないままいつの間にかそれで良いと思うようになってしまうもので、早速今日更新します。
これまでは、この日記の文章に関しては数日前から頭の中で構想を練ったり、”落ち”を考えたりして書いていたのですが、あまり深刻に考えるとついつい文章も長くなって、逆に読みづらくなってしまうものですから、今日はあっさりと近況を書くに留め、”落ち”はありません。

北海道の網走で桜が満開とのニュースを数日前に聞いたのですが、アダージオでもようやく桜が満開になりました。種類はよくわからないのですが、いわゆる”山桜”の一種で、今年は近年になく綺麗に咲いてます。周辺はようやく木々が芽吹き始めてきました。
一方、雪解けとともに始めていた次の冬に備えての薪作りもようやく先が見えてきました。昨年秋に原木を薪の長さの丸太に切って一冬置いておいたのを春に薪割りをして次の冬に備えて家の周りに積んでおくというアダージオの年中行事のひとつです。写真に写っているのは一部で、両サイドに見えている分だけで真冬のふた月分くらいでしょうか。毎日仕事が終わったあと、こうして積み上げた薪を眺めるのですが、会社勤めの時には味わえなかった達成感・満足感を味わえるものです。何しろ会社のころは夜中まで残業しても、その日自分が何をしたのかさっぱり見えなかったものでして・・・。

7年に一度の「諏訪大社の御柱祭も終わり、近頃の地元のお年寄り達の日常の挨拶は「今度の御柱は見れるかのォ」です。同じように私も「いつまでこの薪割ができるかなァ・・・」というのが今の心境です。これが今日の”落ち”ですかね。それと、やっぱり文章が長くなってしまいました。







(アップすると結構怖そうな顔)

(残念、しっぽが切れてしまいました)



2010年5月15日 珍客(キビタキ)

御柱祭の「外伝最終版」として「怪我」について書くつもりでした。ところが「外伝」ではなくなってしまいました。テレビでもご覧になった方はイメージが沸くことでしょうが、あれだけの長さと太さと重さの木(神木)が山から切り出されて人力で引っ張られ、坂を落とされ、最後は大社の境内の4隅に建てられるのですから、関係する人たちに怪我があるのは当たり前のことだと想像されます。不謹慎な言い方かもしれませんが、命を落とす方が出てもおかしくないほどのエネルギーだと思います。ところが不思議なことに御柱に関して人が亡くなったと言う事はこれまであまり公表されてきませんでした。前回のときも、ひと月前の今回の山出しの時も「どうも・・・・らしい」との噂は地元の人からは聞いたのですが実際に確かめたわけではありません。「神様にお使えする行事においての事故だから公表されない」と説明する人もいました。ところが、先日に行われた一連の行事の最後に行われた下社の建御柱(実際に引いてきた御柱を大社の4隅に建てる行事)において事故が発生し、建てた柱の上に乗っていた2名の方が落下してなくなられたということは全国版のニュースでも報道されました。死亡がうわさではなく実際に報道されたのに接したのはこれが初めてです。(もっとも私たちは7年前の前回と今回しか知りませんが。)というわけで御柱祭にまつわる怪我は「外伝」ではなくなってしまいました。お亡くなりになられた方は30代40代の働き盛り。建御柱の先端部分に乗ることは地区ではもっとも名誉ある役割のひとつとはいえ、残されたご家族のお気持ちたるやいかなるものであろうことでしょう。うちの奥さんの知り合いの奥様のご主人は、若いころには御柱でかなり重要な役割をされていたようですが、奥様は祭りが無事に終わるまでは何か事故があったらどうしようかと、気が気でなかったとの事です。テレビでも放送されるあの勇壮なお祭りの裏にはこのような一面もあるのです。これが今回のお祭りの外伝の最後です。
さて、私たちも蓼科に来て10年目ともなりますと次々と珍客がやってきてくれます。今回は「キビタキ」。5月も中ごろになりますとアダージオの周辺にはキビタキやオオルリ、コルリなどの夏鳥たちがそれぞれ縄張りを作ってにぎやかにさえずります。その縄張りつくりの途中でしょうか、キビタキがアダージオにも下見に来てくれました。見つけたのはテラスの床の上。なんだか普段はこの時期にはあまり目にしない黄色が視界の隅をよぎりました。どうもいつもは枝の上で見かけるキビタキのようです。その後手すりの上や近くの木の枝に止まったりしてじっくり下見をしているようでした。こちらも負けじとしまいかけていたデジスコを持ち出してじっくりと写真を撮らせていただきました。その後数日同じように家の周りをうろうろしていたのですが、どうも新居を構えるにはいまいちの環境だと判断したのでしょうか、別の場所に移動したようです。同じ方かどうかはわかりませんが、近くでは今年もキビタキを見かけます。
近くのバラクライングリッシュガーデンのバラクラフラワーショーは6月18(金)から23(水)まで。アダージオではお得な割引前売り券を取り扱っています。期間中はちょっと混み合いますが・・・。




(今年は3輪のカタクリ)


(一月遅れでアダージオでも開花した福寿草)







2010年5月6日 アダージオにもようやく春

しばらく更新をサボっていました。”更新しなければしなければ”と思っていたらゴールデンウイークに入って忙しくなってしまいました。ゴールデンウイークは今年初めての本格的なお客様シーズンです。冬の間のんびりと過ごしていた身には少々こたえます。たとえて言えば”自主トレ”も”キャンプ”も”オープン戦”もなしにいきなり公式戦が始まったようだと前にも書きました。でもまあ何とか粗相も無くお客様をおもてなし出来たと思っています。
このところの暖かさでアダージオの庭は一気に春の様相です。福寿草とカタクリが咲きました。2枚の写真は5月1日に撮ったものですが、実は4月20日過ぎには少し開花したのですが、例の4月下旬の寒さでその後の開花を自重したのか少し長く楽しませてくれました。カタクリはこぼれ種が発芽したのか、今年は3株になり、どれも花を咲かせました。福寿草も今年は株が大きくなり花の数も増えました。うれしいですね。
連休のお客様が一段落した昨日、近くの蓼科湖前のお寺の桜を見に行きました。たぶん本州で一番最後に咲くソメイヨシノではないかと思います。。年々見事になっていくのですが、例によって地元の観光協会が桜のど真ん中にテントを張ってトン汁を振舞っていました。感覚にはもちろん個人差はあるでしょうが、「雪の残る八ヶ岳を背景に青空とピンクの桜と澄んだ空気。それでもう十分だと思うのに、周辺に食べ物の臭いを撒き散らし、発電機の音をがーがー鳴らし、静寂な自然を自分達でぶち壊しているのに気がつかないのかな。」とはご案内したお客様のつぶやきでした。まったく同感です。

その足でバラクラガーデンにも寄ってきました。バラをはじめお花はまだこれからですが、球根類がちょうどよく開花しており、連休最後の日の午後、少しひと気の引いた庭をゆっくり楽しんできました。


       バラクラガーデン(左)と蓼科湖の桜(右)



(4月18日朝のアダージオ)

(まだいるハギマシコ)


2010年4月19日 御柱祭外伝(その2)

今年はNHKテレビでも中継されたので今まで以上に注目されました。でもテレビで伝えられるのは一番表に出ている部分です。たとえば、プロ野球でも、テレビに映る一軍の試合の裏で、2軍選手、バッティング投手、スタッフ、トレーナ、フロント、家族などたくさんの支えている人たちとシステムがあるように。私達にとって2度目となる今回の御柱。少し冷めた目で見たり聞いたりすることができました。
今回はお金の話; あの柱(丸太)1本を山から切り出して最終的に神社の4隅に立てるまでにいくらの金がかかると思われますか。聞いた話ですが、一番細い柱で1500万円、一番太い柱はその倍位ですと。それには、伐採した大木を山出しの開始地点まで運んでくる費用、引っ張るための綱を綯う材料費、準備のために何度も繰り返される会合費、それと意外だったけど当然といえば当然の人件費。中心的な役割の人たちはお祭りの間仕事を休んで参加するのですからいくばくかの日当を出して収入を補填をしてあげる必要がありますね。
では、その費用はどうやって賄うのでしょうか。一義的には氏子の皆さんたちの寄付です。これも聞いたところですが、普通のお宅で一軒当たり2-3万円とのこと。それが地区の役員をしていたり氏子総代だったりするとかなりの金額になるようです。それとお店、企業からの寄付。諏訪に本社のある某精密機器会社などは相当の金額を出しているのではないかと邪推します。それでも足りない時は役員達が補われるようで、どこかの地区の大総代は1千万円を出されたとの噂も。昔は御柱祭の年には冠婚葬祭を控えるようにとの達しがお殿様から出たとか。前回の時はそれはご馳走を振舞ったりするのに出費がかかるるからだと思っていました。今回、もう少しわかってきました。1本で平均2000万円だとして4宮それぞれ4本、計16本でそれだけで3億2千万。警備とかそれ以外にもかかっていると思います。皆さんそろいの法被などの衣装も結構な持ち出しのようです。「ユニクロで買ったら数千円ですむような衣装に何で3-4万も出すの?」とはご主人が出られた行きつけの床屋の奥さんの話です。ちなみに、NHKは放映料は払ったのだろうか。

本当に御柱祭が済むまで帰らないのでしょうか。今年は真冬でも一晩にこれほど積もることは無かったのではないかと思うほどの昨日の雪の朝、ハギマシコたち冬鳥がどこからかたくさんやってきました。色は、もういつ帰ってもよいような色に変わってきていますが・・・。




山出しのハイライトの木落し
(人だかりの向こう側が坂。それに向かって人を乗せたまま滑り落ちます)




木落し川越しの”山出し”を経て御柱屋敷で静かに”里引き”を待つ御柱。
(御柱屋敷と言っても別に柱と屋根のある建物ではありません。)

(今後のスケジュールは3月25日の日記を見てください。)


2010年4月5日 御柱祭外伝

諏訪大社上社の山出しは2、3、4日の三日間で無事に終わり、木落し、川越しを終えた八本の御神木たちは現在”御柱屋敷”といわれる場所でひと月後の”里引き”を静かに待っています。私たちにとっても2度目の御柱祭。前回はわくわくしながら朝早くから山出しの開始の場所に行ったり、「穴山の大曲」と言って狭い道が直角に曲がる難所に見に行ったりしたものでした。今回は現場には、一番太い「本宮一之御柱」の木落し(写真上)を見に行っただけです。その代わり、にぎやかなお祭りの裏での町や人々の様子をご報告します。
街の様子;全国どこにでもあるような大規模店舗やファストフードの並ぶ幹線道路はいつもと変わらないような交通量で変わったところは無いように見えました。一方旧道沿いの昔からやっている商店街は軒並みシャッターを下ろしていました。金物屋も、ペンキ屋も、農機具屋も。いつも行ってる床屋さんもお休みだったのは意外でした。今日行ったときに聞いてみたら、ご主人が祭りに参加するので、子供たちと一緒に綱を引っ張ってきたとのこと。このように、昔からある茅野市はほぼお休み状態。一方新しい茅野市はいつもと変わらぬ経済活動。閑散とした旧市外を見て、子供のころ地元の高校が甲子園に出たとき、試合中に街の人通りが途絶えて道路には誰もいなかった風景がよみがえりました。
年功序列の徒弟制度; 長さ17米、直径1米、重さ10トンにもなる御柱を何百人かの人力で前述のようなカーブを曲がったり、鈴なりの人を乗せて坂を下らせたり川を越させたりして山を降りてくるのは、経験と一致団結力がものを言い、それを指揮する統率力を必要とします。マニュアルもなければ実際の場所を使った予行演習もありません。外から外人を連れて来て戦力補強するプロ野球や派遣やヘッドハンティングで人材を獲得する最近の産業界とは程遠い世界です。若い人たちは、最初は御柱から遠い綱を持たされ、6年ごとの祭りのたびにひたすら下積みを重ねてだんだん柱に近い場所を与えられ、いつか柱に乗れる日を願って参加してます。一昔前の日本の会社の年功序列の徒弟制度そのものの世界です。
御柱祭はまだ続きます。勇壮な木落しやにぎやかな里引きはテレビでもごらんになれると思いますが、ここでは表にはあまり報道されないようなお話を独断と偏見を持って主観的にお伝えします。







2010年3月25日 珍客;ホシガラス

玄関から前庭に出てみると突然足元からやや大きめの鳥がバタバタと飛び立ち、近くの枝にとまりました。その大きさからキジバトかなと思ったのですが、まだらがあるのでどうも少し違う。急いでうちの中からカメラを持ってきて構えました。下に降りて地面をつんつんつついています。こちらの事は気にならないくらいに無心につついており、5メートルくらいまで近づけます。でも、やはりちゃんとこちらの事はわかっているようで、ちょんちょんと飛び跳ねながら移動してそれ以上は距離は詰まりませんでした。
そうかなと思っていたのですが、図鑑を見たらやはり「ホシガラス」のようです。「普段は標高の高いところにいるが冬には低山に降りてくることもある」と書いてありました。アダージオではほとんど見かけません。以前私が見たのは5月の中ごろに薪割りをしていたら、やはりすぐ近くの枝に来てなにやら木の実をバリバリと食べていました。
この冬はヤマドリも来ました。これもいつも来るわけではないのですが、こうして山で暮らしていますとこのような珍客に出くわすことも時々あり、それが楽しみです。

まだハギマシコが大勢います。御柱祭でも見てからお帰りになるつもりかもしれませんが、そんなことはないかと思いますけどお帰りになるタイミングを逸してしまうといけないので今週末あたりで一度餌を出すのをやめてみようと思います。来年もまた来て下さい。(そういえば、6年前の前回の御柱祭の時に、やはりオオマシコがいつまでも帰らないので「御柱でも見てからかえるのかねなんて心配していたことを思い出しました。)

諏訪大社の御柱祭のスケジュールは;
上社 山出し 4月2,3,4日
    里引き 5月2,3,4日
下社 山出し 4月9,10,11日
    里引き 5月8,9,10日
詳しくは www.onbashira.jo を。

アダージオに泊られて御柱祭を見られるのはいかがですか。



(ザゼンソウの後姿)



花弁の中の花(白色)が見えますか

2010年3月19日 ザゼンソウと福寿草

少し遠出をして(と言っても諏訪地域の中ですが)、ザゼンソウと福寿草を見に行ってきました。
ザゼンソウは花弁の形が後ろから見ると僧侶が座禅を組む姿に似ていると言うことからその名がついたそうです。諏訪から辰野に抜ける有賀峠に「ザゼンソウの里」と言うのがあって地元の有志が守っていらっしゃいます。毎年行っているのですが。今年は雪も少なかったので少し早めに行きました。が、やはり早かったようでまだポツポツと出ているだけでした。そういえば毎年恒例の「ザゼンソウ祭」は4月の始めでした。確かに後ろから見ると(写真上)お坊さんが拝んでいるような感じを与えます。そして前に回ると、花弁の中の花がお坊さんが法衣にくるまれてお祈りをしているような感じがします。
ついでに、「ザゼンソウの里」の近くの板沢と言う集落に福寿草の群生も見てきました。昨夜の雪の跡形もなく日の降り注ぐ田んぼの土手に金色に輝いていました。去年より数が少ないような気がしたので、通りがかった地元のおじさんに聞いてみたら、こちらもやはり少し早かったようです。確かに私たちはいつもザゼンソウと福寿草は一緒に見に行っているわけでして、今年は雪が少なくて暖かいので早めに咲くのではと少し期待して行ったのですが、早すぎました。桜の開花は正直に気温に左右されるのになア・・・。でも、一歩一歩春に向かっています。
      
     (黄色く見えるのが土手に群生する福寿草)







(鳥たちもねぐらに帰った夕方は、テラスも再び静けさを取り戻します)


2010年3月10日 ハギマシコは知っていた

一昨日からの雪で久しぶりに本格的に雪が積もりました。2月の終り頃に地肌を露出して無残な姿をさらしていたアダージオの周辺もこれこの通りいつもの冬景色に戻りました。と同時に、ハギマシコが来るわ来るわ。ハギマシコは高い枝からワンステップなしに直接餌台に降りてくるものですから、窓から見ていると本当に降るように次々と舞い降りてきます。今日などは一番多い時で50羽は下らなかった様に見えました。それに、渡りが近くなって大群になったアトリも加えて大混雑の有様でした。
前回2月27日の日記で、数日見かけなかったので早とちりして『もう帰ってしまったのではないか』と思ってしまったのがウソのようです。ハギマシコ達はこのように冬に逆戻りする日が必ず来ると知っていたのでしょうね。
ハギマシコの食べる餌はアワヒエです。ほかの鳥たちはひまわりの種です。ですからアダージオではハギマシコのいる間は2種類の餌を用意しておきます。どちらも麓の町の種屋さんから大きな袋で買ってくるのですが、アワヒエが2月の終り頃になくなってしまいました。大きな袋で買ってきてもいいのですが、夏の間倉庫に入れておくとヒメネズミなど小動物に食べられてしまいます。ですからあまり大量に残しておきたくないので、小さい袋で買ってきました。それが、この雪騒動で瞬く間になくなってしまいました。明日また麓に下りて買って来なければなりませんが、今度は大きな袋で買うことにします。こんどは小動物たちに食べられないような保管方法を考えることに頭を使うことにします。


         





(ほとんど雪のないアダージオの前庭)



2010年2月27日 アダージオ冬鳥情報
            
まだ2月です。でも、この暖かさは何でしょうか?アダージオの前庭はご覧の通り雪がほとんど融けてしまいました。まるで5月のゴールデンウイークのような景色です。
昨年は2月に2度も雨が降って地球温暖化を実感していると書きましたが、このごろはそんな生易しいものではありません。これまでは東京が雨の時は蓼科は雪でした。それが、今年は降れば雨です。何でも2月の東京の降雪日は9日だとか。蓼科ではそんなに雪の降った日はありません。思えば、こちらに来て最初の冬の2001年2月に連日雪が降って、まだ除雪機なるものを持っていなかったので、かみさんと二人で連日スコップで駐車場の雪かきをしたことが、しかも慣れていないのでかいた雪をすぐ横に積んでしまい、もう一台分のスペースを除雪するのに余計労力が要ったなどということが、懐かしく思われます。
で、肝心の冬鳥情報ですが、最高時は100羽近くいたハギマシコがこの数日で激減し、昨日は10羽位、今日はとうとう一羽も来ませんでした。明日はどうなるかわかりませんが、なんとなくこの暖かさで早々と帰って行ったのではないかと思います。そういえば、今年は諏訪地方は御柱祭ですが、7年前の前回の御柱の時は、4月に入ってもまだオオマシコが帰らず、「オオマシコも御柱を見てから帰るのかねェ」なんて言っていたことも思い出しました。アトリはまだ数羽残っていますが、ようやく静かになった餌台で、待ち構えていたかのようにイカルがギャーギャー言いながら群がっています。
(訂正;翌28日朝、前夜からの雨がミゾレに変わりました。すると、とたんにどこからかハギマシコが30羽位の集団で降りてきました。まだいたのですね。どこに行っていたのでしょうか。少なくとも彼らの北帰行は数日の気温で決まるというような単純な話ではないようです。不思議だ・・・。)








2010年2月17日 ハギマシコ飛翔写真奮闘記

2月5日のアダージオ日記でハギマシコの飛んでいる写真を紹介しましたが、写真としてはいまいちなのでもう少しうまく撮れないものかと頑張ってみました。実はあの写真はある程度修正をしています。それでも、写真としては暗いですね。顔がはっきり見えません。もう少し明るい写真が撮れないものかというのがきっかけです。お泊りのお客様からもいろいろとアドバイスをいただきました。
シャッタースピードはヘリコプターの写真を撮ったことのある方から、「1000分の1秒で羽が止まって写ったからそれで大丈夫」だと言われました。ISO感度は800くらいまで上げさせていただきました。ピントは自動では追いつかないので餌台の数十センチ先に置きピン。やはり明るいレンズが良いだろうと、一番明るい標準レンズを使いました。望遠ですと視角も狭くなりますし。
あれこれ試行錯誤でやってみました。しかもとにかく連写でバチバチ撮ってあとでピントの合っているのを探すだけです。でも、やっぱりいまいちです。明るいレンズの効果がないようです。やはりバックが雪景色でしかも外と比べて暗い家の中から撮っているので、完全な逆光になるせいでしょうか。かと言って、ストロボを使うわけにはいきません。で、思いついたのが、プロのカメラマンが屋外の撮影などで使っている、斜め前から白い板に反射をさせて被写体を明るくする方法でした。それを家の中から窓辺に立てかけてやってみました。これはうまくいきました。ハギさん達も気にしないで飛んできます。さらに、背景の雪を少しでも減らす為にテラスの柵に板を立てかけました。それが上の写真です。2月5日の写真と比べると顔が明るく見えてます。でも、今度は背景が気になりました。直線的で自然ではありません。そこで、今度は板の代わりに緑色の布を使ってみました。もっと良くなりました。ところが布が短かったのでピントの合っている写真は緑から一部はみ出してしまいました。自分なりにはいろいろ工夫をしてここまでこぎつけたと一瞬満足したけど、良く考えると、ここまでやるととても野鳥の写真というわけにはいきません。ほとんどスタジオ撮影と変わりません。というわけで、この写真はここだけにしておきます。やはり2月5日のデジスコで撮った写真のほうが、見ていて和みます。
この時期はお客さんのいらっしゃらないに日はこんなこともして遊んでいます。



(これはデジスコです)



2010年2月5日   デジスコ講習会

毎年恒例のデジスコドットコム社のデジスコ講習会が今年もアダージオで2月20日に開催されます。アダージオに来る野鳥はフィールドと違って比較的動きがおとなしくて、デジスコ初心者の方には絶好の練習の場所であるようです。今日聞いた話ではまだ枠に余裕があるようですのでデジスコ初心者の方には是非参加をお奨めします。詳しくはデジスコドットコム社のホームページで。  http://www.digisco.com/
今回の写真もまたまたハギマシコさんです。上の写真は枝でじっくり構えているところをデジスコで撮らせてくれました。下の写真は、窓のすぐ外の餌台にやってくるのを着陸直前に撮りました。これは一眼レフですが、結構難しかったです。ピントはオートでは追いつかないし、シャッタースピードも1000でも足りないくらいです。連写でかなり撮りましたが歩留まりは数パーセントというところでしょうか。でも、大型の鳥と違って小型の鳥のこのような姿もまた違った趣がありますね。。でも、
レンズが上等ではないので動きの速さについていけませんでした。





      (怪鳥ハギマシコ)







こんにちは。今日は大勢で来ました。


2010年1月30日   地球温暖化

2000年に蓼科に来て10回目の冬を迎えております。冬の気候に関しては間違いなく温暖化の影響を受けていると言えます。一昨年まで1,2月に雨が降るということは2002年に一度だけありましたがそれ以外はありませんでした。雨の降りそうな気圧配置のときは雪でした。それが、昨年は2月に2回も雨が降りました。本来なら雪が降るはずのところです。2000年は来る日も来る日も雪が降り、当時はまだエンジンの除雪機は持っていなかったので、かみさんと連日エイサホイサと雪かきをしたものです。今年も先日雨が降りました。雨が降るとあとが大変です。雨で少し融けた雪が凍ってがちがちになってしまいます。スコップでは羽が立たないくらいです。また、今年はまだ最低気温が氷点下20度は下回っていません。
今は冬の真っ最中。鳥たちも毎日元気良くやってきてくれます。全般的な状況は1月13日にお知らせしたのと変わっていませんが、ハギマシコの数は少し増えたと思います。ウソも増えました。 今日はもう一度ハギマシコ氏たちに登場してもらいます。


       ワイワイガヤガヤ





(すっかり常連になったカヤクグリ)


ラウンジの窓のすぐ外までやって来るハギマシコ達

こんにちは、また来ました


2010年1月13日 アダージオ冬鳥情報

実は、この冬はアダージオにやって来る冬鳥たちの様相はいつもと少し違います。まず、これまで毎年やってきていたオオマシコは今のところ来ていません。たくさんのお問い合わせをいただくのですが、こればかりは致し方ないですね。ハギマシコは最大で20羽くらいの集団にはなっていますが、これとて例年の半分位。それでもこのところの雪と寒さで毎日来てくれています。以前にお知らせしましたカヤクグリ氏ですが、えらい気に入ってくれたようで、1羽だけですが毎日しかも頻繁に顔を出してくれます。一方、昨年までは主のような顔をして数もかなりだったウソは一日に1-2度2,3羽がちょっと顔を出すだけです。そういえば最近イカルの数が増えました。朝彼らの一団がやってきて飛び去った後には必ず餌を追加しなければならない程です。アトリも数が増えました。カケスはだいたい3羽、多い時は4羽が比較的早い時間に入れ替わり立ち代りやってきます。
そのほか、常連を列挙しますとカラ類(
シジュウカラ、コガラ、ヤマガラ、ヒガラ、ゴジューカラ、エナガ)、ホウジロ、コゲラたちです。アカゲラはそういえばあまり見かけません。




     どうもご馳走様でした









2010年1月1日 謹賀新年

あけましておめでとうございます。2010年アダージオの新年は雪で明けました。年賀状でのご挨拶でも申し上げましたが、今年アダージオは10周年を迎えます。サラリーマンを途中で辞めて(落伍して)、なれないこの商売を始め、よくぞ10年もやってこれたのは、ひとえに皆様のご支援の賜物と、年の初めに改めて感謝申し上げます。
元支配人のクーもすっかり引退モードで、ひたすら日中は寝ておりますが、それでも3度の食事と午後の散歩のの時間になりますと自分から起きてきてしっかり催促をします。宅急便のお兄さんにも(帰ったあとで気が付いて)玄関で吠えています。しばらくはうつらうつらしながらも少しは職務を遂行できることでしょう。
どうか今年が皆様にとりまして良いことの多い年になりますようお祈り申し上げます。
今年もアダージオをよろしくお願いいたします。

尚、関東方面からのお客さまにお知らせがあります。諏訪南インターからの道順ですが、エコーラインはこれまで「芹ヶ沢西」で右折してましたが、ビーナスラインまで開通しました。従いまして「芹ヶ沢西」を直進してビーナスラインに信号で突き当たり、そこを左折してください。(土地勘のある方はあれ?右折でないの?と思われるかも知れませんが、道はループ状に180度回ってビーナスラインに突き当たりますから左折となります。)


(アダージオでは珍しいカヤクグリ;逗子市のY様撮影)


(珍客ではないけどよく顔を見せるホンドリス)


2009年12月26日 最近の珍客

先週末、デジスコドットコム主催のクリスマスイベントがアダージオで催されました。今冬は暖かかったせいか冬鳥の来方も例年ほどではなかったので少し心配していたのですが、折から雪も降り、常連のカラたちのほかハギマシコも、アトリも、イカルも、シメも、そしてホンドリスも来てくれました。さらに、今までは近くで鳴き声を聞くことはあったのですが近くまで来ることはなかったカヤクグリが窓の外まで来てくれたことです。デジスコ社のおじさんは「私が連れてきたのだ」と豪語されておりましたが、その後も日に何度か顔を見せてくれています。
デジスコドットコムのイベントに来られた方たちは、クリスマスの時期アダージオ恒例のターキーディナーでお楽しみいただきました。昼間は鳥の写真で、夜はターキーに舌鼓。皆さん何も矛盾は感じられなかったようです・・・・。


雲台をスコープ用に変えました。いよいよデジスコ登場です!

(群れの数もだんだん増えてきたハギマシコ)




2009年12月5日 (続)くじ運

引き続きくじ運の話をしましょう。
数年前の11月の末に関西のKGバイパス(高速道路)を通っているときにスピード違反で捕まりました。制限速度80キロのところを105キロで走行していたとの咎(とが)です。制限速度を25キロもオーバーしていたのですから、そのことに関しては申し開きは出来ません。神妙にお裁きを受けて切符を切られ払い込みました。
腑に落ちないのは、随所に80キロ制限のある中央高速では105キロ走行といえば優良運転者の表彰を受けるくらいの走行速度です。110キロで覆面パトカーに追い抜かれたこともあります。なのにです。もちろん違反は違反で申し開きは出来ません。
友人に話すと、「時期が悪かったのよ。月末でしょ、ボーナス前でしょ。そりゃあ、あの人たちだってそれなりの成果を上げて帰らないといけない事情があるのよ。」と。「そうか、そういうことか」と納得しました。「これは言ってみれば交通事故にあったようなものだな。今年はそんなに当たる可能性が高いのなら年末ジャンボも当たるかもしれないな」と、いつもより多く買いました。1億円が当たったら自ら名乗り出て、年末ジャンボを買った理由も話す予定でした。結果は?やはりダメでした。高速道路で105キロでつかまる可能性と宝くじで当たる可能性とはまったく別の世界の話なのですね。やはり私はくじ運は悪いのです。

雪が降って、ハギマシコやアトリなどの冬鳥も増えてきました。オオマシコはまだ来ません。

      (雪を被るツルウメモドキとシジュウカラ)



(富山県入善町のふんわりごはん)



2009年12月2日 くじ運

12月になりました。年末ジャンボの季節です。テレビでも頻繁にしかも派手に宣伝し、不況のせいもあって益々売れ行きは好調のようです。先日東京に出かけた時も、当たりくじが良く出るという売り場では、宝くじを買うための長蛇の列でした。でも、私は年末ジャンボは買いません。今年は。
もともとくじ運の良いほうではありません。これまでに何回か宝くじ特に年末ジャンボは買ったことはあるのですが、当たったためしがありません。
先日長野に音楽会を聴きに行きました。長野なら車で行くほうが早くて時間を気にしなくても良いので便利なのですが、一人のせいもあって電車で行きました。2時間以上かけて、各駅停車で。もうすぐなくなる115系です。長野駅のコンコースでは富山県の観光宣伝隊がビラを配ったりして観光のキャンペーンをしていました。時間が少しあったので求められるままにアンケートに答えますと、「ではクジを引いてください」とガラガラポンを一回させてくれました。すると、突然鐘が鳴り「おめでとうございます。当たりました!」。というわけで、住所氏名を書いておきましたら後日入善町の町おこしで売っている電子レンジでチンのパックご飯が20個送られてきました。これはかみさんが「ご飯を炊きたくなくなるわ」というくらい美味しいお米でした。めったに当たらないくじに思いがけず当たると本当に嬉しいものです。
でも、入善町の人には申し訳ないですが、私の今年のクジ運はこのパックご飯で使い尽くしてしまったと思います。
昨年もある水鳥公園に行きますと「今年のコハクチョウの初飛来日当てクイズ」というのがあり、適当な日を入れて箱に入れておいたら、やはり後日「おめでとうございます、当たりました!」と、白鳥の形をした冷蔵庫のマグネットとその公園の入園料33%割引券(300円が200円に)が送られてきました。私の昨年のくじ運もやはりこれに尽きまして、年末ジャンボは当たりませんでした。おまけに、当選者の名前がそこのホームページに載ったもので、そこに行ったことがばれてしまいました。
それほど良くない”くじ運”を旨く年末ジャンボに結び付けるには周到な計画性が必要です。日頃から変なクジには近づかないようにしないと・・・。

(年末ジャンボはかみさんが買いに行きます。昨年1万円を当てましたし。




(冠雪の八ヶ岳連峰とまだ紅葉の残る山麓とのコントラスト。)


(アダージオ付近から見る蓼科山も真っ白)






2009年11月21日 冬の便り

雪が降ってだんだん寒くなってきているということ以外には皆様にお知らせできるさしたる出来事もないほど、蓼科の初冬は穏やかなものです。穏やかといっても朝の最低気温はすでにマイナス。降った雪も日陰では融けずに残っています。そうそう、あえてお知らせするとすれば、先日2回目の降雪に見舞われたときの事。前日からすでに雪になるとの予報で、夕方になってからかみさんが「明日出かけるからタイヤを履き替えて欲しい」とのご指示。すでに日も山蔭に落ちて冷気迫る中を鼻水をすすりながらかみさんの車のタイヤをスタッドレスに替えました。で、翌日は予報どおりに朝から雪。道路も真っ白になっています。かみさんは「これで安心だわ」と、いそいそと冬用に履き替えたお車で山を降りていかれました。一方、しまった!私の車はまだノーマルタイヤのまま。例年12月になってから履き替えていました。この時期は雪が降っても道路はまだそれほど冷えていないのでびしょびしょになるだけでノーマルでも大丈夫でした。ところが今年は前回もそうでしたが、雪が降る時は気温もかなり下がり、降った雪がそのまま道路に積もってしまう有様。さりとて、雪と寒さの中でタイヤを履きかえるほどの元気もなし。というわけで、まだノーマルタイヤの私は丸一日家にとじここめられてしまいました。おかげで読書とクラリネットの練習がはかどりました。やっぱり”穏やか”です。


(だんだん数を増してきているアトリ。昨日はハギマシコも来ました。)




     (ドウダンツツジの赤と初雪のコントラスト)




2009年11月3日 初雪・・アダージオ

まだ紅葉も完全には落葉しきっていないのに初雪がありました。まだ頑張っているドウダンツツジに雪が積もって珍しい景色を見せてくれました。

アトリはあれから数日姿を見せませんでしたが、昨日あたりから今度は2羽で帰ってきています。
さて、今年はどんな冬になるのでしょうか。

 
  
   (カワラヒワと餌をつつくアトリ) 











2009年10月27日 晩秋・・アダージオ


関東地方に風と雨を降らせた台風は、アダージオにもこの前の台風以来の風と雨をもたらしました。そして、アダージオのまわりの紅葉も一気に散ってしまいました。まだ緑の残る草の上に風で散ったモミジの葉が美しい模様を描いており、シャッターを切りました。そういえばアダージオの日記ではこのような写真は珍しいなと自分で思いました。
今年は遅れ気味のドウダンツツジが木々の紅葉の落ちた後まだ頑張っています。ここ蓼科東急リゾートタウンはドウダンツツジがテーマのようになっていて、この時期道路わきの植栽が紅葉して訪れる人を迎えています。
今日は冬鳥のトップバッターとしてアトリが一羽だけやってきました。先遣隊でしょうか。

八ヶ岳山麓の紅葉もお届けします。






アダージオ(正面下、煙突の先が白く見える)と裏山の紅葉
左上奥、白い雲の下あたりに蓼科山が見えます。


2009年10月18日 秋たけなわ・・アダージオ

アダージオではこの週末が紅葉の見ごろのようです。
今年は8月の中旬以降9月もそうでしたがほとんど雨が降りませんでした。そのせいか、今年の紅葉はそれほど色鮮やかというわけではありません。それでも左の写真でご覧の通り、山全体が黄金色に染まっています。秋たけなわです。
すでに一日中お世話になっている薪ストーブの上では、毎年恒例のアップルゼリー作りが始まっています。今年はちょうど良いタイミングで紅玉が届きました。(時にはまだそれほど寒くない頃に届き、それでもストーブを焚いて汗ばみながら作ることもあります。) アップルゼリーの話は2008年10月21日付けの日記をご覧下さい。かみさんは今年のアップルゼリーの出来は非常に良いと喜んでいます。





[じだたら」→「じだんだ」
中央の段の上で両足を広げて左右に踏みますがイメージが
わきませんね。わぐりさんの本に踏んでいる写真が出ています。


和鋼博物館(島根県安来市)


2009年10月5日 私も島根で地団駄を踏んだ

『地団駄は島根で踏め』(わぐりたかし著 光文社文庫)を読んで、たまたまお墓まいりにそちらのほうに行く用が出来たので島根県の安来市にある和鋼博物館に寄ってきました。この本は私たちが普段何気なく使っている言葉の語源を面白おかしく解説してくれる楽しい本です。例えばこの本では「地団駄」の他に「ごり押し」「くだらない」「あこぎ」などなどたくさんの言葉が解説されています。
和鋼博物館は出雲地方で盛んに行われていた日本古来の製鉄法である「たたら」についての博物館で、地団駄の語源となった「たたら炉」への送風装置である「じだたら」の模型がおいてあって、係りの人がいるときにはその「じだたら」を実際に踏む体験もさせてくれます。じだたらを踏む動作が悔しがって地面を激しく踏む動作に似ているところから「じだたらをふむ」→「じたんだをふむ」という言葉が出てきたということです。(行った日は係りが不在で体験できませんでしたが) ちなみに著者によれば「地団駄」は当て字だそうです。
そういうわけで、そうか、なるほど「地団駄を踏む」という言葉の語源はたたら炉から来たのだと納得して展示室を出て隣の喫茶室に入ろうとしたら、入り口のドアに「只今満席しております」の看板が。??? 「満席しております」とは何だ?こういうことには黙っておれない性分で、早速入っていったら係りのおねーさんが申し訳なさそうに「只今満席しておりますが・・・」と。「いえわかってますが、あの入り口の看板は日本語として変ではないですか」。おねえさんは当惑気味に「あのオ、どこがおかしいのでしょうか?」と。「満席とは状態の事ですよね。だったら『する』でなく『です』でしょう」 「・・・・・。よくわかりませんので上と相談してみます」ということでした。
ウーん、もう!!!。言葉で表すとそういう経過ですが、この間のまどろっこしさ。日本語もここまで来たか。
私も島根で地団太を踏んでしまいました。

実は、その日はカメラを持っていなかったので写真を撮っておこうと翌日もう一度引き返したのですが、あいにく席はあるようで件の看板はかけてありませんでした。そこで昨日のおねえさんに「もう一度見せてください」とお願いしたら、「やはりあれは間違っていました。恥ずかしいからお見せできません」とのことでした。良かった良かった、間違いに気付いてもらえた。ういうわけで実物写真はありません。



少し紅葉の進んだアダージオの庭


テンナンショウ(別名マムシグサ)


2009年9月22日 秋の便り(その2)

いわゆるシルバーウイークも今日を含めて後2日ありますが、アダージオの満室も昨日まで。今日は少しゆっくりできました。交通情報ですと東京や名古屋、関西方面への高速道路は大渋滞のようです。来る時も渋滞、帰る時も渋滞。いつもですがその渋滞を乗り越えてきてくださるお客様に感謝の気持ちでいっぱいです。ところで近年ゴールデンウイークやお盆の時も同じですが、少し長い連休の場合一日早めに切り上げて帰宅し、最終日は家でゆっくりというパターンが定着しつつあるようです。ですから連休最終日より一日前の渋滞のほうが激しいようです。
9月に入ってからこの時期にしては暖かめの日が続き、雨もほとんど降っていません。今年の紅葉はどうだろうかと少し心配なのですが、それでも徐々にアダージオの庭でも紅葉が進んでいます。
下の写真はテンナンショウ、別名マムシグサです。秋になると写真のように真っ赤な実をつけます。群生ではなく林の中に点在するのですがその真っ赤な実は人目を引きます。なぜマムシグサというかと言えば、茎の先が写真のように赤くなる前は、ちょうど蛇が鎌首をもたげたような形になることと、茎もへびのような模様がついて、見た目にあまり気持ちの良いものではないからだと思います。初夏の頃これが草むらから顔を出しているのを見るのは、嫌いです。今年は敷地内ではあまり見かけなかったのですが、秋になりこのように無害な形になると、見かけないとなんとなく物足りなくなり、今日は少し探し回って見つけました。
ちなみにテンナンショウというのは正式な名前ではなく「サトイモ課テンナンショウ属」にはかなりの種類があり、このあたりのはなんと言う種類なのかわからないのでとりあえずそう呼びました。
さて、お彼岸も過ぎたのでそろそろ来年の(今年ではないです)冬に向けた薪作りの仕事もはじめなければ・・・。












2009年9月10日 秋の便り

ここ数日は日中は気持ちが良いのですが、それでもテラスでじっとして本を読んでいたりウトウトしたりすると冷え冷えとしてきます。飲みかけのコーヒーが気が付くと冷たくなっていました。朝晩は気温が10度以下まで下がってきました。薪ストーブも一昨日は試運転を兼ねて火を入れたのですが、昨日は暖房のために働きました。
アダージオの周りはすっかり秋の風情です。ウルシが紅葉しています。いつもはツタウルシのほうが先に紅葉するのですが、今年は順番が変わりました。毎年毎年ひょっとしたことの違いで自然はいろいろな顔を見せてくれます。

アダージオの丘ではすすきが風に揺れています。最近こんな歌に出会いました。「すすきの揺れるほどのことだね 栄誉も飢餓の日も似た淡さで光る」(『草の分際・金子きみ歌集』(短歌新聞社) 先日亡くなられた金子きみさん(歌人・作家)の歌です。私の友人の母君でもありました。この歌の意味が少しわかるような歳に私もなりました。


    (トリカブトも咲きました)






支配人近影(9月1日撮影)



2009年9月1日 アダージオでは夏の終り

今日から9月。アダージオではお盆を過ぎた頃から秋風が立ち始めています。台風の影響でキャンセルが入り、思いがけず昨日今日とお休みをいただくことになりました。そうでなければ来週始めに2日ほどいただく予定でした。
夏の間はそんな余裕も無かったのですが、休みになって家の周りを見てみると一部すでに紅葉が始まっていました。今年の紅葉のトップバッターはタラの木です。そう、あの5月に山の幸をもたらしてくれたタラの芽のタラの木です。
この夏はそれほど暑くはありませんでした。テラスでの朝食も結局10日弱しか出来ませんでした。7月にスズメバチの巣の位置で予想したとおりでした。改めて彼らの気象予知能力に脱帽です。

この場をお借りしまして我が「支配人」の近況をお伝えします。この夏で16歳半になりました。さすがに寄る年波には勝てず、終日うつらうつらしている事が多いです。それでもお食事のあと2階に上がられるお客様を階段下までお送りすることと、チェックアウトのお客様を駐車場までお送りすることは我が仕事と心得て励んでいるところは見上げた職業意識です。(もっともお送りのほうは3組目あたりから玄関かテラスで失礼という日も多々ありますが。) お客様以外の人には吠えることも変わらず、今朝もリネンの配達・回収のお兄さんに相当吠えていました。それで元気をつけているのかもしれません。もっとも彼は月に一度請求書を持ってきて集金して行くからかもしれません。その日はことさら吠え方も激しいようですし。







2009年8月24日 (こんどは)トウモロコシ無残

「トウモロコシが大変なことになってます」と畑に下りていったかみさんから電話。聞くと、「かなりなぎ倒され実(み)は食い荒らされて地面に転がっている」と。
「さてはあいつの仕業では!!」と早速駆けつけてみると、すでに収穫を終えたのはそのままスクッと立っている反面、これから収穫しようと思っていたのはなぎ倒されたり立っていても実がなくなっていたり。まさに全滅の状態でした。
地元の人の話では、彼らが「マミ」と呼ぶ動物が付近の畑の野菜を食い荒らしてるとの事。しかもだいたい”明日は収穫”というのを狙ってくるとの事。昨年は隣の畑のトウモロコシがやられ、今年はついにうちの畑もやられてしまいました。写真では食い荒らされた様子は見えませんが無残になぎ倒された様子はおわかりいただけると思います。
広辞苑によりますと「まみ」とは「あなぐま」のことでタヌキと混同されて使われることもあると。いずれにしてもそのたぐいでしょう。
実は先週に半分くらいは収穫して少し孫にも送ってました。「ジイジ美味しかったよ」との電話が今では救いです。






(翌日の写真)



2009年8月15日 西瓜無残

アダージオの敷地には小川が流れています。四季折々いろいろな表情を見せてくれてアダージオの風情に彩を与えてくれています。夏には冷たい水でビールを冷やしたりします。これで冷やした西瓜は適度な冷たさでとても美味しいです。でも例年ですと真夏のお盆の頃には水が涸れてきてちょろちょろ流れとなるのですが、今年は長雨の影響で真夏の今頃でも結構な水量です。数日前に買出しに下りたついでに西瓜を買って来てチェックインのお客様にお出ししました。半分食べて残りを川に戻して冷やしておいて翌日のお客さんにもお出ししようと思ったのですが、翌日はそれほど暑くならず出す機会がありませんでした。昨日は夏らしい陽気となったのでお客様にお出ししようと思って川に下りてみたら、なんとご覧のような有様。厳重に包んだビニールは跡形もなく、中身もほとんど食べられたアト。夜毎アダージオの周りに出没するキツネかタヌキか、そのたぐいの仕業でしょう。
かみさんは「みっともないから早く片付けて」といいますが、まだまだ赤い部分がありますので私は彼らの今夜の食にお供えしておくことにしました。西瓜の好きな孫も赤いところがなくなるくらいまで食べてくれることですし。多分今夜も食べごろの冷たさでしょう。

(翌日見ましたら場所も移動し、白い部分も増えていましたからきっと夜のうちにご賞味いただけたことと思います)



テラスの朝食2009年





2009年8月13日 ようやくテラスで朝食

一昨日からようやく夏らしい気候になったのですが、朝はまだ少し寒くて朝食をテラスでお出しするほどまではいきませんでした。国分寺市から2001年以来毎年この時期に来てくださるOさんご一家が今年もお越しくださったのですが、「テラスで朝ごはんが食べれなかったのは今年が初めて」といささかがっかりしてお帰りになりました。それほど今年の蓼科は夏らしくない気候です。
今朝もからっと晴れてお日様が照るというほどではなく曇り空でしたが、少なくとも寒くはなさそうでしたので朝食をテラスでご用意しました。ようやく今年になって3回目です。それも無理して。それでも皆様木立に囲まれて涼風の中での朝食を喜んでいただけました。国分寺のO様ごめんなさい。これに懲りずに来年も来て下さい。
写真はお客様の許可を得て撮影して掲載しました。ここに掲載されると不都合な方はいらっしゃいませんでしたので(笑)。

フシグロセンノウもかなり咲きました。一昨日アサギマダラを今年初めて見ました。どちらも例年より遅いです。何か季節が変ですね。









2009年8月1日 今日から8月

今日から8月に入りました。が、相変わらずお天気がはっきりしません。今日も午前中は晴れ間も見えるほどの天気だったのですが、午後からだんだん空が暗くなってきてそのうちかなり強い雨となってしまいました。
今朝、庭に降りてみるとフシグロセンノウが1輪だけ開花していました。今年最初の開花です。フシグロセンノウは年々株数が増えてきており、もうしばらくするといっせいに咲き出すことでしょう。
そういえば、今朝外の階段の手すりに羽化したばかりのセミがとまっていました。すぐ手で捕まえれました。たまたま遊びに来ていた孫が「夏休みの自由研究に虫かごに入れて観察したい」というのを「土の中に十何年いてようやく今朝出てきたのだよ」言ったら、彼もよくわかって「あと1週間しか生きていないからね」ということで、そのままそっとしておきました。午後の雨の最中に「ようやく出てきたあのセミはどうしているのかなァ。」と思ったものでした。虫かごに入っていれば少なくとも豪雨はしのげたでしょうか。
小学1年生の孫は、夏休みの自由研究は何にしようかと悩みながら暑い東京に帰って行きました。






(例年ですと今頃はお客様がテラスで朝食を
とられる時期なのですが、今年は一度だけ・・)



2009年7月25日 景気の良くない話(その2)

海の日のあとになってもお客さんが少ないことについて近くのペンションのおじさんと話す機会がありました。彼は「天気がこんなに悪ければお客さんも来ないよ。お天気になったらどっと来てくれますよ」と楽観的でした。
昨日の信濃毎日新聞に『信州 夏本番遠く』という見出しで記事が載っていました。それによりますと、7月中旬の諏訪地方の日照時間の合計は例年の30%以上下回り、平均気温も低め、降水量は多めであると。そう言えばテレビのニュースでも東京でも気温が低くてプールは閑散、エアコンの売れ行きも低めだそうですね。わざわざ信州まで避暑になんていう気にもなりませんよね。
アダージオでは、毎年軒下のかなり高いところに巣を作るスズメバチが今年は縁の下に巣を作っています。信州では、気温が高くない夏は蜂が床下とか壁の内側に巣を作ることが多くあるようです。今年は夏はそれほど気温が高くはならないことも予想されます。
ということであるなら、相手は自然の事。人間がじたばたしてもどうにもならないようです。北海道のトムラウシの事故だって、自然(しかも過酷になる可能性のある)が相手の事をツアーという商品にして売ったというところに根本的な原因があるように思えます。
お客さんが減ったことを小賢しく分析するより、近くのペンションのおじさんのように「お天気次第」と思うほうが精神衛生にはいいかもしれないと、思いはじめました。そのほうがこのような自然に囲まれての生活には、合っています。


(ようやく雨が上がり、つかの間の晴れ間をのがさず
蜂がシモツケソウの花の蜜を吸っていました。)



(アダージオは鬱蒼とした木立に覆われました。)


(あの鹿に食べられたキスゲも無事開花しました)



2009年7月23日 景気の良くない話

いつもと違って少々景気の良くない話をしましょう。
ペンションも例外ではなく不況の影響をかなり受けています。例年ですと海の日の連休から夏シーズンに入り、周辺のペンションはどこも駐車場がいっぱいで盛況の様相を見せていました。今年は様変わりです。今夜もお客さんが無くて真っ暗なところが結構あります。(どういうわけか、他のペンションはお客さんが無い時は街灯もつけないのですぐにわかります。ちなみにアダージオはお客さんの有無にかかわらず街灯はつけます。子供の頃「暗くなっても街灯をつけない家は何か問題がある家だ」と父親に言われたせいばかりではないですが、なんとなく最低限の社会的な責任のような気がしまして。でも、今のように『エコ』だの何だのいう時代では、必要ない電気は点けないほうがいいのかもしれませんが。)
ペンションの中でも;1)若い人向け、 2)ファミリー向け、のところがかなり影響を受けているようです。2)はやはり経済的な打撃が要因であるとすぐわかります。1)についてはやや分析が必要になります。もちろん経済的な打撃も若い人たちも受けているのでしょうが、そればかりでは無いような気がします。そもそもペンションという宿泊施設は、旅館やホテルと違いかなり人的な接触がキーとなるところです。ところが、携帯電話でのコミュニケートが主体(というよりほとんど)の世代では、携帯で特定の相手との会話ばかりしていて、不特定の第3者や公衆とのコミュニケートはほとんど出来なくなっているのではないかと思われます。本来公衆と接することにより社会人としての振る舞いを学ぶような場所(例えば電車の中)でも、携帯メールやゲームをするか目をつぶって音楽を聴いていれば目的地についてしまいます。知らない人とまったく接しなくても余り不自由なく暮らせる世の中になってしまいました。
そういう人たちは、おじさんやおばさんがごちゃごちゃしゃべるようなペンションよりは、一旦チェックインしたら放っておいてくれるホテルや旅館、を好み、しかも食事も部屋出しが人気が有ると。
というわけで、ペンションは景気と不特定の人とは話せなくなりつつある世代の影響で、かなり厳しい状況であると思われます。
アダージオは、幸いにも比較的不況の影響を受けていらっしゃらない中高年層をメインのお客様にしてきたことと、リピーターの方が多いので打撃はよそよりは少ないようですが、それでもやはり例年よりはお客さんが減っています。まあ、開業して10年目。今年は少しゆっくりさせてもらいます。こういうところに住んでいますとお金は入るのにあわせて使えばいいのですし・・・。(一番近いコンビニまで10キロあります)




(車山肩から霧ケ峰方面)


(ノビタキ)



2009年7月12日 車山ニッコウキスゲの状況

雨も上がり、雲も少し高くなって明るくなったので車山のニッコウキスゲの開花状況を見てきました。
実は、昨日午後も行ってみたのですが、高速道路1000円の効果でしょうか、車山肩の駐車場はいっぱいでビーナスラインまで車があふれている状態でしたのであきらめて帰ってきました。
今日は日曜午後、皆様早めに家路につかれたと見えて2時頃すんなりと入れました。(ニッコウキスゲはやはり車山肩のあたりが一番多く見られます。)
写真でごらんのように、かなり一面に咲いています。今年は鹿の被害も無かったようで、つぼみもまだたくさん見受けられます。これで5-6分咲きでしょうか。今度の週末あたりから満開になるのではないかと思われました。
車山肩の駐車場は混み合いますので出来れば午前の早い時間に入られることをお奨めします。
実は、このニッコウキスゲの咲く草原は、ノビタキの営巣地でもあります。ノビタキは夏鳥で夏になると南のほうから繁殖のために渡ってきます。すでにヒナが孵ったと見えて頻繁に餌をくわえて帰ってきます。巣に戻る前に一旦とまる場所はだいたい決まっているのですが、たまにニッコウキスゲの花にとまることもあるようです。これが知る人ぞ知る、鳥の写真家の定番の『キスゲとノビタキ』の写真となります。今日も風が強くて少し肌寒い気候の中、何人かがそのシーンを狙って頑張っていらっしゃいました。私は他の場所でデジスコでノビタキを撮って来ました。ノビタキはだいたい決まった場所にとまってくれるので私のようなデジスコ初心者にはありがたいです。
今週土曜日はアダージオにはまだお部屋がございます。車山のニッコウキスゲを計画されてはいかがですか。






ギボウシの花
               



2009年7月8日 黄、紫、白

蓼科でもこのところ雨模様の日が続き、つかの間の晴れ間には夏の準備や畑仕事と相成り、7月に入ったら行こうと思っていた車山のニッコウキスゲの偵察にもまだ出かけておりません。で、そうこうするうちにアダージオの庭のニッコウキスゲも咲きそろってきました。これから10日間位は楽しませてくれそうです。写真では見えにくいかも知れませんが、アヤメ、マーガレットなどとともにアダージオの丘を賑わせています。そうそう、6月10日にお伝えした、鹿に食べられたニッコウキスゲですが、花芽はそのときはまだ短かかったのでしょうか鹿の食害から逃れたようでしっかり花芽をつけています。開花したらここでお知らせします。

ギボウシはまだ若いうちは山菜の仲間として、茎の部分をゆでて酢味噌でいただきます。それが大きくなりますと先端部に花を咲かせて今度は目を楽しませてくれます。花としては地味な花ですが、その淡い色合いは日の光の少ないツユの景色に似合っているような気がします。時々小雨のばらつく今日の午後、庭に出てみると花びらの先に水玉をつけて一人静かにたたずんでいました。どこかから尺八の音色が流れて来そうなな雰囲気でした。 

夏の予約が大分入ってきているので空室状況をトップページに載せることにしました。景気のせいでしょうか、今年の夏の予約は例年よりスローですが・・・・。(携帯だとここで気の利いた絵文字を入れれるのになあ。)
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